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  • OPENING
  • SCENE 1
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  • SCENE 5
  • SCENE 6
  • SCENE 7
  • SCENE 8
  • SCENE 9
  • SCENE 10
  • ENDING

JRA が主催する中央競馬の
2017 年度の売上は約2 兆7,000 億円。
年間600 万人を超える人々が、
全国各地の競馬場を訪れています。
公営ギャンブルとしてのみならず、
エンターテイメントとしても
大きな盛り上がりを見せる一方、
競馬で走ることができなくなった
馬たちの『その後』については、
これまであまり語られることはありませんでした。
多くの馬たちが、天寿を全うする前に
その生涯を終えている——。
競馬産業に関わる人々の中で
長らく暗黙の了解とされていた
この引退馬の課題について、当事者たちは何を思い、
どう考えているのか。
その答えを探して私たちは、
競馬をこよなく愛する
ファン、馬主、調教師、生産者、
馬を生かしたビジネスを展開する経営者など、
さまざまな立場で馬と関わる人々を訪ねました。
そこには、馬を尊敬し、
馬と真摯に向き合う人々の姿がありました。
馬を愛する人たちの声が
大きな力に変わり、今、確かに、
新しい風が吹き始めています。
「人と馬がこれからも共に
生きていくために必要な事とは?」
——決して善も悪もない、
正解も不正解もないこの問いの答えを、
皆さんも一緒に探していただけたら幸いです。

  • OPENING

    9万人を超える観客が訪れた秋の東京競馬場。ファンファーレが高らかに鳴り響く。ウィニングランの誇らしさ、その栄光の影にある、深い葛藤。競馬産業に関わるさまざまな人々が、引退馬の課題について思いを馳せる。

    出演者

    北村宏司 / 吉冨学 / 荒木貴宏
    / 沼田恭子 / 川越靖幸 / 佐々木祥恵 / 岡田義広
    / 鈴木伸尋 / 渡辺はるみ / 船橋慶延

    撮影協力

    東京競馬場 ほか

  • SCENE 1競馬を楽しむ人々

    なぜ人々はそれほどまでに競馬に魅了されるのか。その理由を、3組の競馬ファンへのインタビューから紐解いていく。また、数十頭の競走馬を所有するオーナーの吉冨学さんには、馬主ならではの競馬の楽しみ方をうかがった。

    出演者

    鈴木一司 / 津野茂昭 / 大内龍一
    / 指田直木 / 田辺智子
    / 山川大志 / 吉冨学

    撮影協力

    中山競馬場 / 福島競馬場

  • SCENE 2ひとつの現実

    中央競馬の輝かしい舞台で活躍できる馬はごくわずか。それ以外の馬は地方競馬や乗馬への転向を余儀なくされ、さらにその後は行方がわからなくなるケースが多い。その現実は、需要のなくなった馬を競売にかけるセリ市場、そして、食肉センターの中にあった。

    出演者

    関眞

    撮影協力

    セリ市場 (名称非公開) / 長岡食肉センター

  • SCENE 3引退馬を救うには

    走れなくなった馬には本当に生きる価値はないのだろうか。この競馬界の課題に20年以上前から取り組むパイオニアが、千葉県にある認定NPO法人引退馬協会の沼田恭子さんだ。沼田さんは言う。「一頭の引退馬を救うのは、一人の熱い思いを持った人が必要」だと。

    出演者

    沼田恭子

    撮影協力

    乗馬倶楽部イグレット

  • SCENE 4「熱い思い」を持った人

    沼田さんの言葉そのままに、熱い思いで引退馬を救った人たちがいる。競馬ライターの佐々木祥恵さんとそのパートナーの川越靖幸さんだ。二人が引き取った馬は川越さんが中央競馬で厩務員をしていた時の愛馬【キリシマノホシ】。ここでの日々から生まれるのは、幸せと葛藤だ――。

    出演者

    川越靖幸 / 佐々木祥恵

    撮影協力

    美浦トレーニングセンター / ヒポクリニック

  • SCENE 5馬は生まれる

    北海道日高にあるコスモヴューファームは、競走馬の生産・育成を行う牧場で、多くの繁殖牝馬と仔馬たちが暮らしている。馬の出産シーズンは春がピークだ。密着2日目の夜、初めてのお産となる馬【コスモラパン】が産気付き、痛みにうめく声が厩舎に響く。

    出演者

    岡田義広 / 出口宰史 / 三宅優里

    撮影協力

    コスモヴューファーム

  • SCENE 6競走馬になるために

    個人で牧場を経営する荒木貴宏さんにとって、馬を売ることは生活の支えの一つだ。荒木さんの馬は特に優れた血統ではない上に、体格も小さめ。なかなか思うようには売れず、生産者の苦悩は尽きない。そこに馬主と調教師からなる購買者のグループがやってきた――。

    出演者

    荒木貴宏

    撮影協力

    荒木牧場 / 北海道市場(日高サマーセール)

  • SCENE 7勝負の世界

    JRA美浦トレーニングセンターに所属する鈴木伸尋さんは、この道20年を超えるベテランの調教師だ。結果を出すことが決して容易ではない厳しい世界で、成長途上で現役生活を諦めないといけない状況に陥ることは、よくあることなのだという。

    出演者

    鈴木伸尋

    撮影協力

    美浦トレーニングセンター / 福島競馬場

  • SCENE 8競馬から乗馬へ

    馬術選手の初田理奈さんは、かつては競走馬だった馬【ウインスプラッシュ】と共に、2年後の競技会参加を目指して練習に励んでいる。「がんばっている姿を見せて、引退馬の存在をたくさんの人に知ってもらいたい」――。人と馬が心を通わせれば、それは決して不可能なことではないのだ。

    出演者

    初田理奈

    撮影協力

    乗馬倶楽部イグレット

  • SCENE 9命の責任

    北海道浦河町にある渡辺牧場では、競走や乗馬で故障し、人を乗せられなくなった馬たちが暮らしている。引退後の余生の方がはるかに長い競走馬だが、一頭を1年間養うのにかかる費用は約100万円。愛情だけでは解決し得ないこの問題に渡辺さんが出した答えとはー。

    出演者

    渡辺はるみ

    撮影協力

    渡辺牧場

  • SCENE 10人を乗せない仕事

    引退して人を乗せられなくなった馬も引き続き経済活動に参加することができる――。岩手県八幡平市にあるジオファームでは、馬の糞尿を利用して作られた『堆肥』と『マッシュルーム』の生産を行っている。人と馬が共生する未来を築くためのヒントがここにある。

    出演者

    船橋慶延

    撮影協力

    ジオファーム八幡平

  • ENDING

    全ての引退馬を救うことは出来ないのだろうか。これだけ多くの人々が頭を悩ませているが、解決されずに今日を迎えている。だが馬を愛する人たちからあがった数々の声が、大きな力に変わった。そして今、新しい風が吹き始めている。競馬が生み出す、夢と現実。その狭間で、これからも人と馬は生きていく――。

    出演者

    全員

    撮影協力

    全撮影場所