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競走馬の一生を左右する
重要な場面を知る人々の声を集めました。

第5回「全頭生かせなければ意味がないのか?」

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競走馬の一生を左右する重要な場面を知る人々の  
声を届けるWEB連載企画

 競走馬は現役時に限らず、生まれてから死ぬまで常に競争の中で生きているー。

 引退後に余生を満足に送ることができない馬がいる一方で、引退すら迎える事ができない馬、つまり競走馬になれなかった馬や、競走生活を全うできなかった馬も多く存在します。この事実にも目を向け、その上で「競走引退後」を捉えると、また違った視点から引退馬支援を見つめ直すことができるのではないか…。

 この企画では、競走馬の一生を左右する重要な場面を知る様々な人に話を伺い、前述したように広い定義での「引退馬支援」についての情報を、毎月1話ずつ7回に分けて連載していきます。

【過去記事】第1回「デビューを迎えられなかった馬たち
【過去記事】第2回「なぜ馬は走り続けることができないのか」
【過去記事】第3回「生かすことが幸せなのか」
過去記事】第4回「サラブレッドは乗馬に不向き?」

第5回は認定NPO法人引退馬協会代表理事の沼田恭子さん

 JRA(日本中央競馬会が「引退競走馬に関する検討委員会」を立ち上げて引退馬支援に乗り出し、ウマ娘ブームによって引退競走馬とその馬たちに対する支援活動にスポットライトが当たり始めた。「1頭でも多くの馬たちの命を繋げたい」という声が大きくなる一方で、「この世に生まれてきた馬たちを全頭生かすことはできない」という意見も多い。今回は長きにわたってこの課題と向き合ってきた先駆者でもある、認定NPO法人引退馬協会の代表理事・沼田恭子さんに話を聞いた。 

 
 写真:認定NPO法人引退馬協会 代表理事・沼田恭子さん(写真:Creem Pan)

 

 広島県生まれの沼田さんは、東京での大学時代に乗馬クラブに通うようになった。そこでご主人と出会う。卒業して結婚。乗馬クラブ、北海道の社台ファーム、千葉に移って競走馬の育成牧場と、沼田さんもご主人とともに移動した。ご主人が病気になったのを機に、元々好きだった乗馬を職業にしようと、乗馬クラブ(乗馬倶楽部イグレット)を設立した。だがご主人が病気で他界し、沼田さんは突然乗馬クラブを引き継ぎ運営することになった。これが引退競走馬と向き合う大きなきっかけになった。これは一般論だが、乗馬クラブでは乗馬として必要のなくなった馬は、クラブから出される。働けなくなった馬や、会員が乗るのに難しい馬などは、クラブ経営を圧迫する可能性が高い。乗馬クラブがビジネスである以上、これは仕方のないことでもある。沼田さんも、クラブを運営する過程で、馬を出すという経験をした。
 

 「何度か繰り返すうちに、こんなのは嫌だ、やっていられないという気持ちになりました」
 

 そして、この現実を変えるためにできることはないのかを考え始めた。これが引退馬協会の前身・イグレット軽種馬フォスターペアレントの会の設立に繋がった。 

  


写真:北海道ツアー・ナイスネイチャを囲んで(提供:引退馬協会)

引退馬協会とは

 「他の乗馬クラブでも会有馬を最後まで面倒を看ている所はほとんどなかったですし、ましてや経験のない自分ができないだろうと思いました」
 

 思案する中で、沼田さんは里親制度を思いついた。里親制度というのは、1頭の馬をみんなで面倒を看る、いわば引退馬の1口馬主のような仕組みだ。
 

 「インターネットが浸透しつつある時代でしたから、ネットで引退馬や里親制度についてアンケートを取ってみたんです。すると関心のある方が何十人もいて、これはやれるという感触を得ました」 

 だがまだ、引退馬という言葉自体がないに等しい時代でもあり、引退した競走馬の余生を考える人は少数派だった。 

 「ですから、その志を持って本当に馬のことを考える人々が集まって、どうしたら良いのかを一緒に検討したんですよね」
 

 沼田さんを中心に、同じ志のある人々が集まって、199711月にイグレット軽種馬フォスターペアレントの会が設立され、ナイスネイチャの弟・グラールストーンが第1号のフォスターホース(上記制度によって養われる馬)となった。 



グラールストーン号(提供:引退馬協会)

 会設立までの間、様々な出会いもあった。ナイスネイチャの生産牧場でもある浦河町の渡辺牧場(当時は生産牧場で現在は養老牧場)の渡辺はるみさんや、漫画家のやまさき拓味さんなど多くの人に、その当時の引退馬事情についても教えてもらった。そんな中手探りではあるが、イグレット軽種馬フォスターペアレントの会は、引退馬の里親制度を中心に活動を進めていった。 

 第1号のフォスターホースであるグラールストーンのフォスターペアレント(里親)を募集したところ、当初は思うように会員が集まらなかったが、会員さんたちとアイディアを出し合い、メディアに取り上げてもらえるようになり、ようやく満口になったその後、2頭目、3頭目と続いていった。里親制度で馬を生かしていくだけではなく、馬との触れ合いも重視した。
 

 「馬を会員の皆さんにお披露目をして、ふれ合っていただいたのですが、競馬で走っている馬のデータなどでは知っていらっしゃっても、馬という生き物を本当に知らなかったんですよね」 

 沼田さんは、馬には人間と同じように感情があり、温かな血が流れてる生きている動物なのだということを会員をはじめたくさんの人に知ってもらうことがとても大切だと感じた。
 

 「やはり馬に直接触れて体温を感じて、馬は生きているのだということを知ってもらわないと、引退した後に馬たちがどうなるのかを想像できないのではないかと思いました。」

それでふれあいのイベントを開催して、その中で曳き馬(馬に乗らずに手綱をもって馬と歩くこと)をしたり、馬と直接ふれあう時間をたくさん作った。

 「それで皆さんが、以前より馬を身近に感じられるようになったのではないでしょうか」
 

 現在はコロナ禍でイベントをなかなか開催できない状況だが、引退馬協会ではこの「ふれあい」を最も大切な活動のひとつと位置付けている。このふれあいをきっかけに、馬を命ある生き物と実感する。これが引退した馬たちの命をその先へと繋ぐ原動力となっていく。そう考えているからだ。その後、馬とのふれあいを体験した中から、自らが馬を引き取った人もあらわれるようになった。 

 そこから徐々に活動の幅を広げ、2011年には組織を法人化し、NPO法人引退馬協会と名称を改めた。さらに2013年には千葉県知事の認証を受けて認定NPO法人になった。フォスターペアレント制度を核に、競走馬から乗馬としてのセカンドキャリアを支援する「再就職支援プログラム」や、「引退馬ネット」(支援を行いたい馬の会を立ち上げ、会員を募って余生を支える人々のサポート業務)、東日本大震災の時の被災馬の支援、引退馬協会のフォスターホースとして引退馬協会の顔ともいうべきナイスネイチャの誕生日に合わせて寄付を募る「ナイスネイチャ・バースデードネーション」など、さまざまな活動を推進してきた。 

 フォスターホースは、これまでに看取った馬が12頭で、現在は内定を含めて29頭を数える。再就職支援プログラムは卒業馬が22頭おり、現在も7頭が次のステージに進むために調教中だ。






出典:引退馬協会の資料よりCreem Pan作成

変わる、引退馬支援

 JRAの現役調教師だった角居勝彦さん(現在は調教師を引退)が引退馬支援活動に乗り出し話題となり、海外ではダーレーが世界中の引退馬について考えていきたいということで、日本でも馬関連の各所に働きかけを行っていた。そして2017年末にはJRAが「引退競走馬に関する検討委員会」を立ち上げ、引退馬支援に動き出した。沼田さんはJRAが本格的に動き出す前と後では引退馬を取り巻く状況は大きく変わったと感じているという。 

 「ウチのような団体もありましたけど、むしろそれまでは馬のことを真剣に考えている人や牧場の方々の個人的な活動としての引退馬支援でした。それに対して競馬サークル全体では、引退馬についてはほとんど関わってはきていませんでしたよね」
 

 そのJRAが引退馬支援に乗り出すと宣言し、前述した「引退競走馬に関する検討委員会」を設けた。
 

「アメリカやイギリス、フランス、オーストラリア、日本など何か国か集まって引退馬の会議を行っているのですけど、日本は競馬のパート1国になったのに、引退馬について支援活動が十分ではないということに対して、海外からも外圧があったのだと思います。」
 

 その外圧も、JRAが動くきっかけになったのではないかと沼田さんは考えている。JRAという大きな団体が乗り出すと、当然ながら影響力も大きい。
 

JRAが入ってくることによって、引退馬に対してもお金が動いてくるんです。」
 

JRA内部に設置された「引退競走馬に関する検討委員会」では「引退競走馬の養老・余生等を支援する事業」という取り組みを行い、養老牧場や引退馬協会などの団体に調査の上、活動奨励金を交付している。 

リンク:「引退競走馬の養老・余生等を支援する事業」(2020年度)について JRA


 それまでは半ばボランティア精神で競馬から引退した馬の余生の面倒をみてきた人がほとんどであった。だがお金が回り出すと、引退馬の世界にも変化が生じる。
  

「引退馬に関わればビジネスになるかもしれないと考える人も参入してきました。そのあたりが大きく変わったところなのかなと思いますね。ただ最初の年は、奨励金は何年も引退馬に関わってきた施設や団体に出たと聞いています。そのお金で皆さん何をされたかというと、厩舎が足りないなど、それまで経済的な問題で手を付けられなかったところに着手したんですね。奨励金のお蔭で、一歩前に進めたというのは、とても大きな出来事だと思います。」 

 

 JRA以外では、ウマ娘の効果が引退馬支援の追い風になっている。前述したナイスネイチャのバースデードネーションは毎年、テーマを設けて寄付を募っているのだが、今年は、自らが重賞勝ち馬である種牡馬、繁殖牝馬、重賞優勝馬を輩出した繁殖牝馬の余生支援がテーマで、ウマ娘のキャラクターとしても人気のナイスネイチャ効果も相まって、目標額を大幅に上回る35,829,730円の寄付が寄せられた。現在のところ、ダービー馬ディープスカイをはじめ、アサヒライジング、タイキポーラ等、自身や産駒が重賞勝ちのある10頭の受け入れが決定しているという状況だ。
 

「これまでは競馬ファンからしか、引退馬に関心を持ってもらえる人を掘り起こせないと思っていました。でもウマ娘によって、そのゲームをする方々が活躍した競走馬に興味を持ち、その馬たちの引退後のことまで考え、応援しようという気持ちになってくださったのは、素直に嬉しかったですね」 

ウマ娘という思いがけない形で引退馬に注目が集まったのは、想定外ではあったのかもしれないが、これまで関心を持っていなかった層にも引退馬の存在を周知させ支援者が増えたことは、大きな前進といえそうだ。


写真:ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション

馬は一頭ずつしか生かせない

「馬は一頭ずつしか生かせない、そう思っているんですよ」

 

これが現状を踏まえての沼田さんの、そして引退馬協会の持論だ。 

 沼田さんはかつて「全頭救えないのだったら、(引退馬活動は)やらない方がいい」とあるイベント会場で言われたことがある。その人は所詮馬を生かすのは無理だと諦めの境地で、同じ意見の人は結構いるのではないかと感じたという。
 

「どの馬も生きる道がある〟という未来を目指さなければらないと考えています。その未来に到達するために何をやればいいのかということを考えている、それが現在の状況だと思います」 


資料:日本馬事協会「馬関係資料」より、Creem Pan調べ)

 

年間約7,000頭生産されるサラブレッドの全頭の引退後の道をつくる。これができれば理想ではあるが、受け皿を考えてもそれはかなり難しい。だが、諦めずにそれを目標として今できることをする。沼田さんや引退馬協会の原動力となっているのは、目標があるからこそのような気がした。 

「引退馬協会の前身であるフォスターペアレントの会の時からそうなのですけど、決して競馬がなくなった方が良いという立場ではありません。むしろ一緒に良くなっていきたいという立場なんです。」
 

正にJRAが「引退競走馬に関する検討委員会」を立ち上げたところでもあり、それぞれの立場で引退馬について動きが出てきた。沼田さんがイグレット軽種馬フォスターペアレントの会を作った当時とは、引退馬を取り巻く状況はかなり良い方向に向かいつつあるだが解決しなければならない問題山積している。
 

引退馬に関わる者として、究極的にはやはり『全頭生かしたい』という想は持ち続けています。そのためには生産頭数を減らすことも必要になってくるかもしれないですけど、それは引退馬を生かす立場側の意見であり、競馬産業には生産牧場、育成牧場をはじめ、さまざまな人が関わっています。私も夫の仕事について生産牧場や育成牧場にも関わりましたし、乗馬クラブも携わりました。だからそれぞれの人々の気持ちがある程度はわかるような気がするのです。ですから、私たちは目の前の一頭を生かし続けることに取り組んでいるわけです。でも願わくば、『一頭産ませてみたい』というような惰性で産ませることはやめていただきたいですね。」  

 

沼田さんはドキュメンタリー映画「今日もどこかで馬は生まれる」の中で、「1頭の馬に対して熱い思いの人が1人はいないと馬は助からないんですよ」という言葉を発している。そのような1頭の馬に対する気持ちの強い人がそれぞれ行動することで、1頭ずつ馬たちは競走馬から次のステージへと進むことができるのだ。
 

「馬に寄り添っていくとこの馬を何とかしたいという気持ちというのは、どうしても出てきますよね。そこが大切だと思うんです。 

 

現段階では全頭救うことが不可能な引退馬の問題は、出口のないトンネルに入り込んだようなものかもしれない 

例えば競走馬から乗馬にリトレーニングする段階でも経済的な問題は起こる。前回の乗馬クラブを経営している増山大治郎さんの回でも語られたが、怪我をした馬は治療しなければならず、その間、お金は出ていく一方になる。だから怪我をしている馬は、乗馬になれずに屠畜に回る可能性が高いということになってしまう。 

 

 「ウチでも再就職支援プログラムで、リトレーニングを希望した方から馬を受け入れていますが、ほぼ100%どこか痛いところ、治療しなければいけないところを抱えています。馬は6歳までは骨が成長過程にありますから、その間に酷使することにより痛みが出たり、骨が変形したりしてしまいます。そのため、今は、トレーニングに入る順番待ちをする間に引退馬協会の負担で健康診断を行い、待機中の馬主に対して、JRAの奨励金を利用して10万円までの医療費助成をして治療をしています。でもそういう馬たちは、今は通常最初からふるいにかかることもない、かかったとしてもすぐに調教を断念されてしまっているのです。せめて引退した後の数か月間は、馬が静養したり待機できる場所があって、そこから次のステージ向かえるシステムができれば良いのではないかと思います」  

 

 と沼田さんは、セカンドキャリアと言われる乗馬への転用への課題への解決策にも言及した。 

「それにはJRAや馬主さんがある程度負担するとか、馬券やセリの売り上げの一部を馬たちに還元する、そういうシステムを作ってもらえれば、乗馬や養老牧場など次のステージに関わる人々も楽になりますし、馬自身も怪我等をしっかり治してから次の馬生に進めれば、痛みもなく、怪我もしづらくなると思います。そこは引退馬活動を進める上で、とても大切なところだと考えます 

 

 引退馬の世界には、これまでごく一部の人々しか関わってこなかった。その個人の力、引退馬への思いも、もちろん必要だ。だが個人の力には限界がある。これからは馬業界全体の問題として、競馬主催者側や馬主、生産者、育成牧場、乗馬クラブなど、馬業界すべての業種が関わって知恵を出し合い、経済的な循環をさせていくことができれば、もっと引退馬の未来も明るいものになるのではないか。だがそれが実現したとしても、大事なのは馬それぞれの個性や状況を把握して、11頭、丁寧にセカンドキャリア、サードキャリアに繋いでいくこと。これが現状突破の鍵になりそうだ。 

 

新たな道をつくる

 馬のセカンドキャリアというと、種牡馬、繁殖牝馬、乗馬、この3つが一般的だ。だが怪我の影響で乗馬になれない馬、気性的に乗馬に向かない馬もいる。しかも日本の乗馬人口や馬を扱える人材不足を考えると、乗馬の需要もそれほど多くはないというのが現状だ。では乗馬以外に道はないのだろうか。
 

 「乗馬になるのが馬の仕事のように思われていますけど、人を乗せなくても良い、馬を曳いて歩くという行為が人間にどういった効果があるのかというのを、筑波大学大学院の方と一緒にやり始めているんです」 

 引退馬協会と一緒に研究を進めている筑波大学大学院の渕上真帆さんによると、 

 「曳き馬のプログラムは大学生など大人でも、教育的効果がとても高いことがわかりました。この効果は、学校での教科書の教育ではなく、対象者がプログラムから「学び」や「気づき」を自ら得ることをさしています。ざっくり話しますと、曳き馬の中で、対象者の方は馬との時間を通じてコミュニケーションを学んだことと、それが対人関係との共通点があることを感じたことが結果として出ています。また気分がリフレッシュしたり、フレンドリーさが上昇したという結果も出ています」 

 とのことだ。つまり馬に乗らなくても、馬を曳いた人側に効果があらわれることになる。沼田さんもこの実験により、乗るだけではない馬の新たな道の可能性を感じているようだ。 

 

「ただ乗馬の才能のある馬だけが生き残るというのではなく、大人しいというのも1つの能力ですから。例えば馬に乗ったことのない人でも、馬の世話はできるとか、曳いて歩くことができるとか、お手入れができるとかですね。自分の癒しにもなりますし、そのような人たちが増えていくのも大切なことかなと思います




写真:引退馬協会と筑波大学大学院・渕上さんの研究の様子(提供:引退馬協会

取材を終えて

 沼田さんの取材で特に印象に残ったのは「馬は1頭ずつしか生かせない」という言葉。 

年間の生産頭数が7,000頭前後と言われている今、現状ではそのすべての命を繋げることは不可能だ。言うなれば「命の選別」を行い、馬を生かす思いのある人に選ばれた馬だけが引退馬として生きている…それが紛れもない現実だろう。 

引退馬支援の黎明期から誰よりもその現実を受け止めて、地道に命を繋げてきた沼田さんの言葉に大きな勇気をもらった。引退馬支援のこれからについて、一人ひとりがそれぞれの立場から意思を持つべきだと考えさせられた。 



協力:沼田恭子
   認定NPO法人 引退馬協会

取材:片川 晴喜 

文:佐々木 祥恵 

構成・監修:平林 健一 

著作:Creem Pan

 

次回予告

  競走馬の一生を左右する重要な場面を知る様々な人に話を伺い、広い定義での「引退馬支援」ついての情報を連載するこの企画。   

 第6回は11月1日の公開予定で、株式会社TCC Japan代表取締役 山本高之さんにお話を伺いました。   

 

テーマは「引退馬の価値とは」 

 

サラブレッドは繋養するには大きな出費が伴う一方で、競走引退後は年齢を重ねるごとに利益を生むことが難しくなる。引退馬の余生を案ずる人は多いが、競馬産業から出た後のサラブレッドのキャリアは少ない。 

そうした中、株式会社として引退馬支援事業を行うTCC Japan の山本代表に、「経済」と「命」の狭間に見る、引退馬の価値を訊く。